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それ、照れます!

照れたら書き、書いたら照れる。三十超えて頬を赤らめ、ひとりゆく。上平格子の「照論文 」

方言を濃くしたがるマイルドヤンキー

県庁所在地にて。 その県の北部か南部か東西の左右もわからぬが、どうもその最大の街にて周囲より一段も二段も濃い方言を話す若者が少数いることを私は確認している。街であればあるほど、方言は薄くなるというのか、柔らかくなるというのか、まあ都会的に少…

免許がなかったらなんだっていうの

車の免許を持っていない。生まれてこのかた取得したことがない。 なにかの折につけ、ぼくは免許持ってないからなんてことを人に話すと、まあ大抵のリアクションがこうだ。「ええ〜! マジで? ありえないんだけど!」「ウソでしょう? 男なのに?」「どうや…

五月の大型連休が何日間あるのか、インタビューに答える空港でこれから海外に行こうとする人

「何日だっけ。えっと……九日? ん? ああ、九日間です。はい」 マックス。考えられる頂きに、彼は君臨している。指折り数えて、さらに、横でダサいサングラスをしている嫁に確認してもいる。「九日間」待ちに待った大型連休が何日間あるかなど自分の年齢を言…

安い寿司の食べ方

百円くらいの安い回転寿司を手で食べる五、六十代の重厚感のあるおじさんって、見ているとなんだか……。 食べ物を手で食べるという行為って、もちろん物にもよるけれども、なんだか美味しく感じる効果があるように思えるし、そもそも寿司をつまむのは自然なこ…

口癖注意

『案件』『電通』『王様のブランチで紹介しもらえば一発』『ロスでいま流行ってるんだよね』『あれは◯◯の△△さんって人が日本に持って来たんだけどさ』『ところで、お前シャンプーってなに使ってる?』 これらの言葉を口癖のようによく言うラメの刺繍が入った…

東京にいる西日本出身の人

東京では方言を話し、帰郷すればその地方都市で標準語を話す人。 自分の標準語につられて少し標準語入った喋りをした地元の友達に対する指摘が辛辣な人。 中四国出身で、それも、兵庫県に隣接していないのに、東京に来ると、「西」の感をおそらくは強めたく…

彼女のことを

「俺、最近オンナできてさ〜」 うそつけ。 「早く帰んないとオンナがうるせえのよ〜」 はよ帰れ。 「俺のオンナじゃなくなったよ。せいせいしたわ〜」 フラれとるやないか。 たいがい、ガタイのいい、自称音楽好きの、違法DLしまくりで、DJやろうかなみたい…

女性演歌歌手の私服の

かつて見たことない刺繍の入ったジーパンに。 黒のショートブーツに。 スワロフスキーをあしらったジャージに。 洋服大好きなんですというコメントに。

メジャーリーグ球団の名称

2017年なわけだけれど、21世紀で、平成も終わって新しい元号になりますよってな話もあるのに、いまだに新聞記事で——。 『米大リーグ……』 マ軍は〜 (※マリナーズのこと) ヤ軍は〜 (※ヤンキースのこと) ド軍は〜 (※ドジャースのこと) このシステムを…

野球選手

打っても投げてもかっこいい。 ユニホーム姿はかっこいい。 私服がちょっと…… 大きくてかっこいい。 いるだけでかっこいい。 私服のベルトのバックルの存在感…… 微笑んでかっこいい。 輝いていてかっこいい。 私服のTシャツにラメ、キャップにラメ……… 球種…

ヤフコメ

「〜だと思う方はクリック」 コメント欄にこんな言葉を見つけたとき、ぼくは恋をはじめて知ったときのような気持ちになった。頬が燃えるように熱くなるんだ。みんなの気持ちをどちらなのか二つに分ける。人の指を扇動する言葉。親指が上に、親指が下に。みん…

おじさんのくちびるに塩気

ポップコーンを食べながら観るような映画ではないとわかっているはずなのに、結構序盤からその手を動かすペースが落ちている人、これちょっと照れた。意地でもバリボリ平気な顔をして食べつづけてほしいものだ。 本日レディースデー。女性ばかりの7番スクリ…

発音

松茸 → まったけ 松茸の土瓶蒸し → まったけのどびんむし 松茸ご飯 → まったけごはん 松茸1kg → まったけいちきろぐらむ 焼き松茸 → やきまったけ こういうおじさんいるよね。 ビフテキとかトンテキとか、この肉は上等とかも、いうよね。

動画のコメント

動画投稿サイトにて載る、この曲が好きだというコメント。その曲のタイトルに絡めた表現をしたがる人が多いみたいだ。僕はその是非がいいたいのではない。照れるといいたいだけなのであしからず。 要は、『死ぬほど愛してる』という曲があった場合に、「この…

あの人の名札

居酒屋さんでよく見かける従業員の方の名札。それぞれに個性的なデザインをあしらって、自分の名前を客に売る。といっても、別に客に自分のことを覚えてもらおうなどと純粋に考えている人は皆無だろう。決まりだからやっているだけのことなのだ。なにが嬉し…

まん

「あのね、絶対ね、彼にとってね、私はあげまんだと思うのね」 ブタまんである。

火が通る

横顔のあの人はしなやかな指先をそろえて頬に添えた 凜とした背筋を黒いジャケットが抱く 平日昼の喧騒など彼女のためのお囃子だ 「すみません! サーモンしゃぶしゃぶください!」 私は恋を知った 箸は私の手から離れ108円の皿の上 耳は塞がれ口はアドバ…

なにがし

名実ともにまったくないのにハットを被り 名実ともにまったくないのにブーツイン 名実ともにまったくないのに革風の大きめトートバッグ 西武新宿沿線に住んでいるのを隠し中央線の話ばかりする彼をだれが揶揄できようか アルタ前で別れようとする彼をだれが…

質問と答え

「君の目標は?」 「はい! 私の目標は笑顔で終われることです!」 笑顔で終われる目標を私は知りたい。

すべてを凌駕する言葉

さらりとものを言える人は恰好がいいものだなとつくづく思う。言うぞ言うぞと荘厳な雰囲気を纏ったっり、どうやどうやと衒学パフォーマンスに自ら頬を緩めたり、あなたのために言ってやっていると言わんばかりの勢いで、でも実は自分に言い聞かせているだけ…

◯◯◯◯tokyo

「◯◯◯◯tokyo美味しいよ」 「◯◯◯◯tokyo楽しかったよ」 「◯◯◯◯tokyo綺麗だったよ」 それよりも、なによりも、tokyoのイントネーションが気になってその人の話は覚えていない。東京ではなく、tokyoなわけだから、その音階は理解はしている。◯もたいがい英語なわ…

飲むところ。あるいは、彼の数字。

からあげが名物だという居酒屋で友人と二人で酒を飲んでいた日のこと。隣の四人掛けのテーブルに、案内された三人組の若い男たちがやってきた。それぞれが勢い良く、煙草、ライター、スマートフォンを置きバタバタと音を立てる。座るなり、ひとりが向かいの…

「その店はさ、塩で食べさせるんだよ。な? な? 美味そうだろう? やっぱ、そういう店は塩で食べさせるんだよ」 フェイストゥフェイスでこう言われると、破顔を堪えるに耐えない。こちらは照れて照れて、頬が焼かれそうである。頼むから黙ってくれとの願い…

指名ございますか

美容室が苦手だ。美容師さんも。これは、彼らや彼らのいるお店が悪いという意味ではない。美容室を知って二十年ほどになるかと思うが、その間、もちろんいくつもの店、人に切ってもらっている。床屋でスポーツ刈りにしていた小学生の頃のことを思いだしてみ…

一本締め、一丁締め

「宴もたけなわでございますが」などというプラスチックな言葉が、飲み会も後半になると聞こえてくる。全然盛り上がっていなくても、たけなわと言っちゃう。もうここでぼくは照れてしまう。だが、照れはこれで終わらない。 「では、一本締めで……」 これが照…

校則自由で靴ローファー

校則自由の学校で靴ローファーの高校生に照れる。特に男子。女子は良い。ブレザーにスニーカーの方が難しいだろうし、ローファーがかわいいに決まっている。 男子よ。シンプルに、なんでなん。 いやいや、いいの。なんでも。知ったこっちゃないし、おじさん…

まぐろちょうだい

握る人がカウンターの中にいるタイプの回転寿司店。 僕はどうも注文に手間取る。 「さあさあ、どんどんお声掛けくださいねェ」と威勢の良い声が轟いても、その人が何かを握っていたり、注文を受けていたりして、「カンパチぃ、イクラぁ、あァい」などと返事…